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粘着ラベル資材の現状

粘着ラベル資材とは?

表面基材にあらかじめ粘着剤が塗布され、剥離紙から剥がして使用するものを粘着ラベル資材と言います。

「表面基材」「粘着剤」「剥離紙」の3層構造で、それぞれ様々なタイプがあり、用途に応じていろいろな組み合わせパターンがあります。

シール断面図.png

粘着ラベルの種類

商品に装飾を施し、意匠性を高める。商品情報を表示する。

固定情報ラベル

製造

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アミューズメント

固定)アミューズメント.jpg

​物流

固定)物流.jpg

スーパーマーケット

固定)スーパーマーケット.jpg

食品

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アパレル・宝飾

固定)アパレル.jpg

ヘルスケア

固定)ヘルスケア.jpg

公共

固定)公共.jpg

可変情報ラベル

プリンタを用いて無地のラベルへ情報を印字する。

製造

可変)情報.jpg

アミューズメント

可変)アミューズメント.jpg

​物流

可変)物流.jpg

スーパーマーケット

可変)スーパーマーケット.jpg

食品

可変)食品.jpg

アパレル・宝飾

可変)アパレル.jpg

ヘルスケア

可変)ヘルスケア.jpg

公共

可変)公共.jpg

ラベルの市場規模

印刷市場の粘着ラベル出荷額.png

牛乳パックは19年で18万トン使用されている。その点を考えても循環システム(リサイクル)の社会実装に向けた取り組みを深化させる必要がある。

海外の取り組み

CELAB

Cicular Economy for self-adhesive Label materials in North America

CELABは全粘着ラベル業界のバリューチェーンのコラボレーション団体でステークホルダーたちに使用済みの剥離紙とマトリックス(抜きカス)材料を集めるように促しています。

CELABサイトスクショ.gif

CELABのビジョン、ターゲットと戦略的目標

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

行政の扱い

剥離紙の資源循環に関する法律

〇適用法令

使用済み剥離紙は、そのままの状態で製紙会社へ売却できないため廃棄物に該当し、廃棄物処理法が適用されます。

〇廃棄物の種類・区分

廃棄物の種類は紙くずです。店舗・倉庫等から排出される紙くずは、事業系一般廃棄物に該当します。

(廃棄物処理法第2条第2項、同法施行令第2条第1号)

〇特例制度

製紙原料として利用できる紙くず(受け側が原料として使えることが条件)は、専ら物(古紙)として、資源循環のための規制緩和規定があります。(廃棄物処理法第7条1項但書、同条第6項但書)

これにより、一般廃棄物収集運搬業及び一般廃棄物処分業の許可がない会社に、運送及び破砕等の加工を委託することが可能です。

一般廃棄物なので、処理委託契約書もマニフェスト(産業廃棄物管理票)も不要です。

以上により、運送は宅配便、ルート便などの運送業者を利用することができます。運送途中での保管・積替えも問題ありません。但し、受け入れ側が原料として必ず了承を得たうえで、破片などのゴミの混入防止、飛散防止のための適切な梱包が必要です。(佐藤泉法律事務所)

「専ら物」として現在定められているもの…

「古紙、くず鉄、空き瓶類、古繊維」の4種類

​2023年現在、シール・粘着テープは古紙に出してはいけない、リサイクルできない紙類として分類されている自治体が多く、その理由は「リサイクルできる台紙はあるが、のりが完全に取り除けず、まとまった粘着物が機械や製品に付着するためリサイクルできない」と言われています。

剥離紙をリサイクルする為にはまずこの部分を解決しなければなりません。

J-ECOLは使用済み剥離紙の輸送過程でゴミ化しない状態を厳守し、剥離紙を必ずリサイクル原料として受け入れるところへ送る事を前提として、『専ら物』扱いを提唱します。

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